6月7日・追走トーナメント準決勝〜決勝
3人が甲乙つけがたい走りを連発
準決勝最初の対戦は川畑vs末永。年も近く仲もいいがライバル意識もあるふたりの対戦だ。1本目は川畑が先行。1コーナー振り出しの早さ、角度では川畑が上まわる。末永は2コーナーで距離を詰めるがその先では離される。川畑アドバンテージ。末永が先行の2本目は、川畑が末永と同時に振り出し、すごい角度で追いすがるが審査席前で一瞬大きくドリフトが戻る。これで勝負は再戦にもちこまれた。その1本目、川畑は飛び込みですごい角度を見せたが、1コーナーでコースのイン側にはみ出してしまい、鉄柵にノーズをヒット。これで走行不能になって末永の勝ちとなった。

準決勝のもうひとつの対戦は2003年のチャンピオン今村と2006年のチャンピオン熊久保。今村先行の1本目に熊久保が猛烈な接近ドリフトを見せれば、熊久保先行の2本目には今村が同じような走りで逆襲。再戦の1本目もまた熊久保がビタビタ走行を見せると、2本目はまた今村が熊久保に合わせていく、しかし、3コーナーのあたりで熊久保がシフトミス。これで熊久保のドリフトが戻り、今村が回避のためにスピン。ここで公式戦なら今村の勝ちとなるのだが、そこまでの両者の走りがあまりにもすごかったため、観衆からはさらに再戦を求める拍手が鳴りやまず、エキシビションということで特別な措置としてさらに再戦を行うことになった。その1本目にも熊久保は見事な追走を見せたが、2本目にさらに距離を詰めていった今村のドリフトが2コーナーで戻ってしまう。これで勝負アリ。熊久保の決勝進出となった。
決勝はRX-7の末永vsランサー・エボIXの熊久保。熊久保はD1ドライバー中通算獲得ポイントがナンバーワンの大御所。いっぽうの末永はここ数年、熊久保にアドバイスを受けて追走のウデを上達させてきた中堅ドライバーだ。

1本目は末永が先行。ストレートの加速が速い末永に対し、熊久保は1コーナーでは詰めることができない。2コーナーで一瞬距離を詰めるが、その先ではまた離されてしまう。五分。次の走行では末永が速さを生かして熊久保に接近。しかしインを差しきることはできない。距離は末永のほうが近かったが、決定的な差ではなかったため、勝負は再戦にもちこまれた。その1本目、熊久保はわずかに角度は浅いながら、末永のインにきっちり入る。すると次の走行では末永が2コーナーから先で熊久保のインに入る。再々戦に突入した。その1本目、末永が審査席前でややアウトにはらみ、熊久保がそこをついて2コーナーで真横に並ぶ。熊久保アドバンテージ。しかし次の走行では末永が1コーナーからテール・トゥ・ノーズの食らいつきを見せて、またも五分に持ち込む。そして3度目の再戦。熊久保は末永に対してビタビタに食いついてみせたが、末永は2コーナーで一瞬熊久保との距離を詰めたにとどまり、その先で離されてしまう。ここで勝負がついた。
優勝は熊久保となったが、エキシビションならではの特別なはからいもあった結果であり、今村、末永もまったく劣るところはなかった。彼らはお台場の大観衆に頂点のドリフトの最高のテクニックを見せつけてくれた。
- << 6月7日・追走(BEST16)レポート
- | レポート・リザルトのトップへ |
- 6月7日・優勝者のコメント >>
