レポート・リザルト

2008年 D1 GRAND PRIX TOKYO DRIFT in ODAIBA 6月7日大会レポート

  • ■コースコンディション:ドライ
  • ■観衆:1万1400人
  • PHOTO:鈴木紳平/堤晋一/澤田和久
  • REPORT:斉藤精一郎
 

3年ぶりの都心ドリフト

 河村隆一氏の国歌独唱で始まったTOKYO DRIFT in ODAIBA 1日め。2005年の開催以来、3年ぶりの都心の特設会場でのD1だ。開催期間の2日間とも予選から決勝までが行われる内容で、この日も、31名のドライバーが単独走行で追走トーナメント進出を争う予選、そして予選を勝ち抜いた16名の選手が1対1の勝ち抜き戦を行う追走トーナメントが行われた。
この大会では、吉岡がニューマシンSC430を投入したほか、末永(正)もRX-7の参代目(公式戦投入は未定)で出走。いっぽうで今村、川畑、上野、黒井らは、公式戦とはちがう旧マシンやレプリカ仕様で走行した。

6月7日・予選

群を抜く勢いとコントロールで
手塚が1位通過

手塚Machine
ちょっと滑りすぎて、自分でも「一瞬息が止まった」というほどの飛び込みを見せた手塚。しかし、スポンジバリアの手前ギリギリで見事にコントロールした。

 予選には現在のD1を代表する31名のトップ選手が出走。追走トーナメント進出をかけて単独走行を行う。予選の審査として要求されるラインは、直線のアウトいっぱいから振り出し、審査席の少し先をめがけて飛ばしてくること。2コーナーへはコース幅の中央あたりからアプローチすること。2コーナーと4コーナーでは指定の位置でコースのイン側(クリップ)に寄せることだ。そのなかで、直線をフル加速し、十分にスピードと角度を持ったドリフトをしなければいけない。そのなかで特に評価を左右したのは、1コーナーへの飛び込みでテールを振り出す瞬間の動きの鋭さ、そして審査席前へ飛ばしていく勢いだった。

吉岡Machine
ドライバー吉岡を擁するドルーピーチームは、ニューマシンSC430を投入。まだ完成度は低く、ドライバーも乗り慣れていないため、勢いのあるドリフトは見られなかった。

 公式戦ではポイントランキング1位のポジションでこの大会を迎えた手塚は、はじけるようなテールの振り出しと、ひときわ伸びていくドリフトで審査席前のアウトいっぱいまで寄せて、審査員に「120点」と言わせる走りを披露。予選1位通過を果たした。このほかにも、飛び込みで一気に大きな角度をつけてみせた野村が100点を獲得。高い車速のシャープなドリフトや、鋭い振り出しと美しいラインどりを両立させた今村らが高得点でつづいた。

 いっぽうで、このラウンドからニューマシンを投入した吉岡や、張り切りすぎて1本目にスポンジバリアにヒットしてしまった上野らが敗退した。